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健康相談

痛み止めは飲み続けてはいけない

痛み止めで心筋梗塞、胎児の異常、流産の可能性が上がる

厚生労働省は10月8日に薬の添付文書の改訂を指示しました。しばらくすると反映されますが、改めて医師、薬剤師から説明されることは、たぶんないでしょうね。

痛み止め(NSAIDsという分類の薬)の重大副作用の項に「心筋梗塞、脳血管障害の可能性が上がる」「妊婦さんでは胎児動脈管収縮をしていないか確認しなさい」ということが記載されます。

麻薬系以外の全ての痛み止め、飲み薬はもちろん、シップも塗り薬も含めての注意事項です。痛み止めは薬の効く理由(薬理)からして、血管を収縮させてしまいます。だから痛み止めを飲むときには胃薬が一緒に出されることが多いですね。胃の血管が縮んで血流が悪くなり、胃の粘膜が薄くなって自分の胃酸にやられてしまうのを防ぐために、胃酸を出ないようにしてしまうのです。そうすれば胃が痛くならずにすむという理屈です。(それでも痛くなる人はいますけどね)

このことは前からわかっていたことですが、大規模調査をしたら、なんと心筋梗塞、脳血管障害(脳梗塞とか脳出血とか)が増えることがはっきりしたのです。

痛み止めは腎臓にも負担をかけるので、たま~の頭痛位ならともかく、腰痛・膝痛などで痛みが続く人は、別の方法(漢方薬やエミュークリームなど)で元から治しましょう。ぜひ、相談して下さい。60代の時には膝が痛かったけれど、漢方薬をのんで90になってもちゃんと歩けている人もいます。

妊娠中の痛みどめの継続は胎児に大きな影響があります。血流をよくして、体を温め痛みを改善させる自然なものもあります。生理痛で薬を飲んでいる人、ピルで生理を止めている人も、ぜひご相談下さい。

腎臓病セミナーを開催します

9月14日(土)の15~16時、みゆ己薬局にて腎臓病セミナーを開催します。
講師は、薬剤師 長岡がつとめます。
長岡は全国組織の統合医療生殖学会で腎臓病のことについて話をしました。
その内容や日頃の生活習慣、食事の注意などを易しくわかりやすくお話しする予定です。
お申し込みは、LINE、お問合せフォーム、電話でお願いします。
お気軽にご参加ください。

腎臓病を知ろう(1)

腎臓病は症状が出にくい病気ですので、症状が出てきたときにはかなり進んでいると考えられます。
 急性腎臓病では、尿量の減少や、身体のむくみ、息苦しさなどの症状が表れます。こんな時には急いで病院を受診しましょう。場合によっては、一時的に透析治療を受けることもありますが、回復する例も多くあります。
 慢性腎臓病は少しずつ進んでいき、悪化するまで自覚症状が少ないので、血液検査の数値(クレアチニン、eGFR)を確認しておきましょう。図からわかるようにクレアチニンは2を越えると急激に上昇してきます。できればそれまでに自分でもできる対策を立てましょう。

人工透析になる原因として多いのは
1,糖尿病性腎症・・・糖尿病によって高血糖状態が続くと腎機能は低下してしまいます。この状態が進行すると「糖尿病性腎症」となり、人工透析が必要になることがあります。現在、人工透析になる人のなかで一番多い原因です。
2、慢性糸球体腎炎・・・糸球体の炎症によって、タンパク尿や血尿が出る病気を総称して糸球体腎炎と呼びます。IgA(アイジーエイ)腎症の他いろいろな種類があります。10歳未満のこどもから50歳過ぎの方まで広い年齢層におきます。
3,腎硬化症・・・ 高血圧が続くと、腎臓の動脈が硬くなり、血液の流れが悪くなります。これによって腎機能が低下し、人工透析が必要になることがあります。
1,2は糖尿病や高血圧の治療をしっかり続けることで、人工透析になるのを遅らせることができるのです。なかなかコントロールがうまくいかない場合は、食事の改善、養生法など、自分でもできることをしていくことも大切と考えます。お気軽にご相談ください。

CKD(慢性腎臓病)から透析になるのを防ぎたい

成人の8人に1人が慢性腎臓病(CKD)だそうです。多いですね。高齢化によりこれからさらに人数も増え、病気のレベルも悪化すると、透析になる人がとても多くなると考えられます。
腎臓病はかなり進まないと症状が出てきませんから、ほとんどの人が検査で指摘されるまで気が付きません。
腎臓病チェックのポイントは、GFR(クレアチニンの数値から計算して出しています)と、尿たんぱくです。
GFRが60未満になったら尿たんぱくが出ていない(ー)でも軽度の腎臓病です。尿たんぱくが(+)だったら中程度の腎臓病となります。
腎臓病が怖いのは、今の状態から良い方向に変える薬がないことです。
腎臓に負担をかける高血圧、糖尿病のコントロールをし、段階によっては利尿剤、腸内の毒素を吸着させる薬なども使いますが、改善することは難しいのです。
血液検査を繰り返し、徐々に悪くなっていくのを祈るような気持で観察していくことしかできません。そして、ついにある時、「そろそろ透析の準備をしましょう」となってしまいます。

でも、漢方薬や自然薬の中には、クレアチニン値を改善するようなものもあるのです。
改善のメカニズムは解明されていませんが、腎臓の細い血管の血流をよくしたり、そこにくっついているゴミを溶かして流し去ったりしているのではないかと考えられています。
腎臓は血液中のゴミを取り除く器官です。ゴミをすくうザルの目が詰まっていくのが腎機能の低下と考えれば、ザルに詰ったゴミをきれいにすれば、また本来の機能を取り戻せると思われます。
健常人と同じレベルにならなくても、透析レベルより良くなっていれば良いのではないでしょうか。
何人もの人が、改善しています。あきらめずにやってみましょう。

透析になりたくない

健康診断などで、腎臓機能が低下しているのを指摘されることがあります。

腎機能の指標となるのはクレアチニンの数値です。クレアチニンは筋肉内のクレアチンの代謝産物で、腎臓を通し排泄されてしまうものです。血中クレアチニンの数字が高いということは、腎臓で老廃物を捨てる働きが悪くなっているということなのです。

クレアチニンは男性で1.2、女性なら1.0を超えると要注意、2になると腎機能は半分以下です。2を超えてからは急激に悪化していきますが、症状が出ないので気づかない人が多くいます。そのまま悪くなっていくと透析になり、2、3日に1回病院で何時間も過ごすことになります。透析後の体の疲れもひどく、社会生活も制限され、停電にでもなれば透析が受けられず困ってしまいます。透析を始める時期は少しでも遅くしたいものです。

腎機能が低下しているのは、細い血管の通りが悪くなったり、ゴミが溜まったりした状態です。体内の不要な水分や毒素を抜き、細い血管をきれいにすることによって、腎機能の悪化をゆるやかにして、透析になる時期を遅らせましょう。

症例)疲れがひどく受診したら、クレアチニンが5を超えていてびっくり。病院では「5.5を越えたら透析の準備をしましょう」と言われましたが、できることは限られています。奥様の懸命な食事管理にもかかわらずクレアチニンは下がらず、9カ月後にみゆ己薬局に来られました。腎臓にはたくさん経験のある製品Aを飲んでいただきました。3カ月程目立った変化はありませんでしたが、Aの量を増やして2カ月後には4.0に下がって、とても喜んでいただきました。この調子なら透析しなくてすみそうで、食事の制限も少し緩められそうです。

健康保険の薬では腎臓を治す薬はありませんから、早いうちにご相談下さい。

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